今回の特注品は京都の老舗鰹節屋さんの松島屋本店様の看板です。
とにかく出来上がったものを先にご覧いただきたいと思います。
美しい~!!!格好良い~~!!!✨✨
「巽蔵」「乾蔵」は昔から蔵の位置の方角を表していて家相としてとても良いということです。
昔からの伝統が今も息づく京都らしいもので、ご依頼を受けてぜひ良いものにしたいと思いました。
材質は耐候性のあるステンレスで落ち着いた雰囲気の出るヘアライン加工(注釈1)を施したもの、
印刷はやはり耐候性のあるシルク印刷(注釈2)です。
字体も色もできるだけ実際にお使いのものに近づけるためにパンフレットなどをサンプルとしていただきました。
そしてできたのが先ほどご覧いただいた看板です。
思った以上に美しくでき、松島屋本店様にも喜んでいただけて私どもも大満足です。
松島屋本店様では昔ながらの製法にこだわってとても丁寧に鰹節作りをなさっていて料亭などにご提供されています。
もちろん、店舗では私たちも買うことができます。
古くからの製法や家相、地元との繋がりをとても大切になさっているご様子がゆかしく感じられます。
単なる形だけの伝統ではなく、京都の気候や風土に根差した確かなものなのが、
ホームページを拝見してみるとわかります。
京都に行く機会があれば鰹節に惹かれて立ち寄れたら良いな、と思います。
ありがとうございました❣
注釈1:ヘアライン加工は表面に髪の毛ほどの細さの筋目を研磨で単一方向に入れるもの。
落ち着いた雰囲気で高級感があるので化粧板として使われる。
注釈2:水や空気以外なら何でも印刷できると言われるほど様々な材質に印刷できる手法。
色味をはっきりと鮮やかに見せ、耐候性も良く色褪せしにくい。
シルクスクリーン印刷とも呼ばれる。