引越しの理由2

思うこと・暮らし編

引越しの動機に大きな影響があったのが
モンゴルでの体験です。
モンゴルには2度訪れました。
一度は武者修行ツアーというモンゴルの文化を体験するツアーです。
2度目は非電化プロジェクトのお手伝いで、非電化冷蔵庫のメンテナンスと実験です。
モンゴルで遊牧を営む人々とその暮らしはなかなかに刺激的でした。
遊牧民の生活は端的に言うと自給自足です。
数百~千頭の家畜を飼い、水場や餌場に連れて行くなど世話をします。
主食はその肉と乳製品。
暖房は乾燥した家畜の糞と牧を燃料にしています。

現金収入は年間数万円。支出のメインはローソクと小麦粉代。
彼らは私たちの来訪をとても喜び、やさしく笑顔で迎えてくれました。
家はゲルという組み立て式の小さな円形テントです。
家畜の餌場を求めて、あるいは冬場の嵐をしのぐために気候や環境に合わせて移動をします。

彼らは家と家畜以外の財産をほとんどもっていません。
かわりに経済活動に依存せず自然の中で生きる術と力を持っているのです。

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